超個人的2022年冬ドラマランキング【後編】
こんにちは。定時うさぎです。
最近の僕はと言いますとカムカムの話の進展が遅くてやきもきしているところです。来週で終わりだけどどうなるんだろ??こんなに続きが気になって仕方ない朝ドラは初めてかもしれません。
そんなわけで本題に移ります。
前回の記事では、僕の2022冬ドラマランキング第9位から第6位までを発表しました。いよいよ今回はBEST5の発表です。130%個人の感想なので「まぁ、そういう考えもあるよね」程度に読んでいただけたら幸いです。
それでは参りましょう。
【第9位~第6位はこちら】
超個人的2022冬ドラマランキング【前編】 - 定時🐰の語彙力が足りないドラマブログ (hatenadiary.jp)
【目次】
- 第5位 シジュウカラ(テレ東・金曜24時12分)
- 第4位 婚活探偵(BSテレ東・土曜21時)
- 第3位 恋せぬふたり(NHK・月曜22時45分)
- 第2位 おいハンサム!!(東海・土曜23時40分)
- 第1位 妻、小学生になる。(TBS・金曜22時)
第5位 シジュウカラ(テレ東・金曜24時12分)
「孤独のグルメ」「きのう何食べた?」「生きるとか死ぬとか父親とか」など、深夜帯にも関わらず数々の話題作を送り出しているテレ東ドラマ24枠。本作はグルメや癒し系ドラマが多いこの枠では珍しい、本格的な大人の恋愛ドラマでした。
年の差不倫を題材にしてはいますが、よくあるドロドロ系のメロドラマではなく、主人公をはじめとした登場人物の弱さや脆さ、心の闇をこれでもかと描いており、純粋に人間ドラマとして楽しめる作品でした。ホラーチックな演出も斬新で良き。
僕はこの作品で初めてちゃんと板垣李光人さんの演技を拝見したのですが、こんなに凄みのある演技ができる俳優さんだとは思いませんでした…。主演の山口紗弥加さん、主人公の旦那役の宮崎吐夢さんの怪演た感があるのでこの順位。でも最近のテレ東のドラマの中ではかなり好きな作品です。
第4位 婚活探偵(BSテレ東・土曜21時)
BSテレ東で放送された本作。僕は地上波しか見れない民なので、TVerで全話視聴しました。便利な時代になりましたね!
本作はドラマや映画がよくやる「美男(美女)なのにモテない設定」のドラマで、開始前は「またかよ!向井理の顔でモテないわけないでしょ!ふざけるのもいい加減にしなさいよ!」と思ってましたが、実際に見てみるとちゃんとむかいりが「モテない感」を醸し出しててびっくり。向井理、あなたコメディもできるのね…。
題名からお察しの通り毎週主人公が婚活して毎回フラれるんですが、その原因もバリエーション豊かで面白かったです。そして探偵パートもしっかり描かれているのでミステリードラマとしても楽しめる作品になっていました。
結末は予想通りで「だろうね!」でしたが、見終わった後にほっこり幸せな気持ちになれました。
唯一の不満としては、放送が地上波でなくBSだったこと。実にもったいない!
第3位 恋せぬふたり(NHK・月曜22時45分)
恋愛をしない男女の共同生活を描いたコメディドラマ。僕はこのドラマで「アロマンティック・アセクシャル」という言葉を初めて知ったのですが、主人公2人を見ているとなんとなく自分と考え方が似てるな~などと思ったりしました。ただ僕の場合は1人が大好きで1人の時間がないと死んじゃう人間なので、そこは大きく異なりますが(笑)。
題材が題材なだけに、主人公の周りの人間が無神経な発言をしたり、理解を示そうとしなかったりと、見ていてフラストレーションの溜まるシーンも結構あるのですが、実際それが現実なんですよね。なぜなら多くの人は「知らない」から。知らないことに拒否反応を示してしまうのが人間というもの。だからこそ、今回こうしてテレビドラマという形で広く発信されたのはとても意義のあることですし、今後民放でも追随して欲しいなと思っています。
恋愛しない男女の話で、どう物語に決着をつけるのか注目しながら見ていましたが、最終回を見て「なるほど、こうきたか」と感心しました。個人的にかなり好きな終わり方です。「自分らしく生きる大切さ」を教えてくれる素敵な作品でした。
数々の名作を生み出したよるドラ枠ですが、今作で終了して、4月からは夜ドラという月~木の帯ドラマ枠に代わるようです。この枠好きだったんだけどな~。毎回攻めた内容で、30分枠だけどCMが入らないからしっかり見ごたえがあって。早くも復活を希望します!
第2位 おいハンサム!!(東海・土曜23時40分)
「オトナの土ドラ」がただの「土ドラ」になってからの2作目。放送開始前にあらすじを読んで「昭和頑固オヤジの価値観押しつけ系ホームドラマ」だと思い全く期待してなかったのですが、大間違いでした。個人的に東海テレビの土ドラで1番ハマったドラマです。初回こそこのドラマの独特な世界観に戸惑ったのですが(かなりクセ強め)、回を重ねるごとにだんだんハマっていき、終盤は「この世界観にずっと浸っていたい…」と思うくらいでした。
このドラマの最大の魅力は、とにかくセリフが面白いところ。思わずクスっとしてしまうユーモアあふれる会話がノンストップで繰り広げられていて、1秒も聞き逃したくないくらいでした。ダメンズに振りまわされる3姉妹も見てて痛快でしたし、彼女たちにハンサムな顔して渾身のアドバイスをする父・吉田鋼太郎もツボでした。「いってらっしゃい」のバリエーションが豊富なお母さん役のMEGUMIも最高でした。こういうゆる~く見られるホームドラマが毎クール1作はあってほしいですね。
第1位 妻、小学生になる。(TBS・金曜22時)
事故で亡くなった妻が小学生の姿になって家族の元に帰ってくるホームドラマ。僕はあまりSFやファンタジー系の作品に惹かれない人間なので、本作もあまり期待していなかったのですが、まさかの今期ナンバー1になるくらい大好きな作品になりました。最終回はマジで泣いた…。
何といっても、子役の毎田暖乃さんの演技力が素晴らしい!本当に小学生の中に石田ゆり子さんが宿っているようでしたし、貴恵と万理華の演じ分けも見事過ぎました。
一歩間違えれば大事故になりかねなかったであろうこの作品を、ここまでの秀作にできたのは間違いなく彼女の力が大きいと思います。もちろん他のキャスト、スタッフも。
そして、ここが特に良かったころなのですが、「親子」というものについてかなり根深いところまで切り込んでいるのが印象的でした。世の中、幸せな家族ばかりじゃない。吉田羊さん演じる不器用で上手く愛情を示せない母親の役がすごくリアルで、娘に怒鳴るシーンは見ていて寒気がするほどでした…。彼女が変わっていく様子もこのドラマの大きな見どころです。
主題歌の「灯火」もすごい良かったですね。優河さんという方はこのドラマで初めて知ったのですが、とても心にしみる優しい歌声でドラマにぴったりでした。今期一番好きな主題歌はこの曲です。
【まとめ】
以上が僕の2022冬ドラマランキングです。
TL上では割と不作?と言われがちな冬ドラマですが、僕的にはかなり豊作のクールでした。前期の「最愛」「恋です」のようなドカンと盛り上がるドラマはなかったかもしれませんが、じわじわと面白くなっていくタイプが多かったように感じます。各局とも安易な刑事・医療に頼らず、オリジナリティーのある作品が多かったのも僕的には好印象でした。
4月期はかなり豪華なラインナップとなっていますが、果たしてどう転ぶか…。冬ドラマも全部見終わってひと段落しましたので、ゆっくり楽しみに待ちたいと思います。(とはいってもTVer春祭りのおかげで全然休んでられないのよ、困ったわね!)
最後まで読んでいただきありがとうございました!